先日の会議で、
複数のフィリピン現地スタッフから、
こんな報告がありました。
管理費の節約ができないか
丁寧に見直しましたが、
やはり難しい。
悔しいため息がもれました。
冒頭の画像に写っているのは、
私たちが活動する都市スラムの
ぬかるんだ路地。
雨期になるととても滑りやすくなる
このような路地や、
村落部のあぜ道を歩いて、
子どもたちは学校に通っています。
アクセスが支援する地区で
生まれ育ったフィリピン人スタッフ
の一人は、こんな経験を
打ち明けてくれました。
現地スタッフたちが
「めちゃくちゃ大切!」と
声をそろえる通学用の靴。
新品の靴で、
子どもたちの足と心を守るために。
【400ペソで一足の靴を届ける】
キャンペーンをスタートします!
【靴341足分のご寄付、ありがとうございました!】
【キャンペーン終了日:2023年8月末】
子どもたちの暮らしと、靴の意味
こんにちは。認定NPO法人アクセスの理事長をしています、野田さよです。フィリピンと日本で、貧困に苦しむ人々とともに活動して、20年になります。
昨年9月、「東南アジア最大のスラムの1つ」と言われるトンド地区を訪れた際、この写真の子どもたちに出会いました。熱心にトンカチを地面に打ち付けているので何かと思って覗いて見ると…ごみの中から拾ってきたパソコンを分解し、基盤の中から金属を取り出していたのです。
この地区では、リサイクル可能なゴミを拾い集め、ジャンクショップ(廃品回収業者)に売ることで生活費を稼いでいる人々がたくさん暮らしています。わずか5才くらいの子どもでも、こうして自分にできることをして、稼いでいるのです。
ふと足元を見ると、右端の女の子は、サンダルさえ履いていませんでした。
この地区は、アクセスが支援する奨学生30人(小学校1~6年生)が暮らしているコミュニティです。どんな住環境かがよく伝わってくる動画が、現地スタッフから届きましたので、ご紹介します。
サンダルも靴も1足も持っていない、という子どもは、ずいぶんと減りました。
でも、サイズが合わないサンダルや靴で間に合わせている子は、今でもたくさんいます。私たちアクセスが支援する子どもたちは、人口の3割弱を占める貧困層。必要になった時にいつでも靴を買えるような経済状態にはないのです。
そんな子どもたちにとって、「新学期に新品の靴で登校する」というのは、とってもうれしいことです。
昨年、靴を届けた時のことー喜びと落胆と
学用品購入は、子どものいる家庭にとって大きな負担です。アクセスでは、子ども教育サポーターの皆さんからのご寄付を使って、制服・カバン・靴・傘・ノート・鉛筆といった最低限の学用品を買いそろえ、奨学生全員に毎年配ってきました。
2022年も限られた予算をやりくりし、制服・カバン・文房具などを購入した後、残った支援金でギリギリ買える安価な靴を買って、子どもたちに配りました。
新しい靴を手にした子どもたちは、ほんっとうにうれしそうに、はじけるような笑顔を見せてくれました。「いつもお古ばかりだったから、新品がすごくうれしい!」といった声も届きました。
子どもたちの保護者からも「靴を買ってやる余裕はなかったので、本当に助かった」「これで少し余裕ができた分は、食費にあてようと思う」といった声が聞かれました。
あるお母さんの、こんな一言も、とても心に残っています。
ただ残念なことに、昨年購入した安価な靴たちは、数か月のうちに靴底がはがれるなどして、履けなくなってしまいました。「やっぱり安物はダメだね」と、スタッフと肩を落としました。
そんな経験を経て。
「今年度はなんとしてでも、しっかりとした品質の靴を子どもたちに届けたい。」
それが、私と現地スタッフたちの共通した願いです。日本に比べて悪路を歩くことの多いフィリピンだからこそ、しっかりとした品質の靴を届けることには、大きな意味があります。子どもたちとその家族が、笑顔で新学期を迎えられるように。どうか、あなたの力を貸してください!
キャンペーン呼びかけ人からのメッセージ
「靴ってほんとに大事だよね」と共感してくださる皆さんと力を合わせることで、320人の子どもたちに笑顔で新学期を迎えてほしいです! 野田さよ
お金の使い道
質の良い靴を購入し、小・中・高校生320人に届けます。
- 都市スラム トンド地区の子どもたち90人
- 農漁村 ペレーズ地区の子どもたち230人
*8月25日までに十分なご寄付が集まらなかった場合でも、必ず320足の質の良い靴を購入し、全員に靴を配布します。
実施スケジュール
- ご寄付の募集:2023年8月25日まで
- フィリピンでの靴の配布:8月27日までに完了
- 新学期スタート:8月28日(月)から
寄付していただいた方には
9月に入ったら、靴を受け取った子どもたちの写真をお届けします。どうか楽しみにしていてくださいね。
アクセスの紹介
アクセスは、1988年に京都で生まれた国際協力NGOです。フィリピンと日本で活動を続けて、もうすぐ35年になります。
「学び、働いて、貧困から脱け出したい」
「貧困や人権侵害の痛みをなくしたい」
そんな願いをもった人々がアクセスに集い、すべての人々の中にある「生きる力・変える力」を伸ばす活動に取り組んでいます。
応援メッセージ
靴を届ける(寄付をする)
Gcashから寄付する
- Gcashアカウントから、下記のアクセス・フィリピンの銀行口座にお振込ください。
- 送金後、下記の寄付フォームから ①お名前 ②送金日 ③送金額 ④メールアドレス をお知らせください。銀行からアクセスに対して送金者の名前が通知されないシステムになっているためです。お手数をおかけしてしまいますが、ご協力をお願いたします。いただいたメールアドレスには、後日、子どもたちの写真を送らせていただきます。
- 銀行名:PNB(Philippines National Bank)
- 口座番号:151070003874
- 口座名:ASPIRING CITIZENS FOR COMMUNITY EMPOWERMENT, INC. (口座番号を入力いただければ、口座名は途中まででも大丈夫です)
クレジットカードでの寄付
寄付金額を指定した上で「クレジットカードで寄付をする」をクリックしてください。こちらは円建て(1足1000円)となります。
- VISA、MASTER、JCB、American Express、DINERSカードがご利用いただけます。
- 株式会社Robot Paymentの電子決済サービスを使用しています。
- お申込みの前に必ずクレジットカードご利用案内をお読みください。
- 個人情報は、事前承諾なしに、第三者へ開示されることはありません。(個人情報保護方針はこちら)
※いずれの場合も、いただいたご寄付は税制上の優遇措置の対象となります。詳細は寄付金控除についてのページをごらんください。
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子どもたちを守りたいという想いがある人や、フィリピンの貧困問題に関心のある人たちに、ぜひこの取り組みを知ってもらいたいです。ぜひあなたのSNSアカウントなどを使って、興味を持ってくれそうな方にこのキャンペーンのことを広げてください!
よくあるご質問
はい。寄付後に「領収書希望」とお伝えいただいた方に、郵送でお届けしています。個人名義でのご寄付の場合、12月末までにいただいたご寄付について、翌2月上旬頃にお届けします。早めの発行を希望される場合は、その旨、お知らせください。法人名義でのご寄付の場合は、ご寄付いただいてから1か月以内にお届けします。
はい、受けられます。詳細についてはこちらをご覧ください。
クレジットカード決済の場合、お引落日はカード会社により異なります。カード会社にお問い合わせください。口座引落の場合は、お引落の予定日を事前にお手紙やメールなどでご案内します。